Disco UK

UK関連の音楽、映画、本、イベントのことなど

リアムギャラガーとリチャードアッシュクロフト夢の共演?

OasisThe Verveと言えばUKミュージックの金字塔とも言える2大バンドですが、それぞれのボーカルであるリアムギャラガーとリチャードアッシュクロフトが共演するという夢のようなツアーが、今アメリカで行われています。会場規模もそれほど大きくなく、サンフランシスコだと3500人くらいです。

 

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バンド解散後、それぞれソロ活動をしているのですが、今回のツアーはどちらもOasis、Verveの往年の名曲が満載されたセットリストになっています。例えば5月11日のそれぞれのセットリストはこんな感じでした。

 Liam Gallagher

Rock 'n' Roll Star (Oasis song)
Morning Glory (Oasis song)o
Greedy Soul
Wall of Glass
Bold
For What It's Worth

Some Might Say (Oasis song)
Slide Away (Oasis song)
Come Back to Me
You Better Run
Cigarettes & Alcohol (Oasis song)

Encore:
Supersonic (Oasis song)
Live Forever (Oasis song)
My Way (Sex Pistols version)

 

Richard Ashcroft

Lucky Man (The Verve song)
Sonnet (The Verve song)
They Don't Own Me
The Drugs Don't Work (The Verve song)
Music Is Power
Little Red Corvette (Prince cover)
Velvet Morning (The Verve song)
Bitter Sweet Symphony (The Verve song)

 

もうソロというよりバンドの選曲ですね。リチャードに至ってはなんとプリンスのカバーまでやっています!

 

どちらもファンが撮影した映像がYouTubeにあがっていますのでぜひご覧ください。


Richard Ashcroft - Little Red Corvette (Prince cover) (Acoustic) – Live in San Francisco


Liam Gallagher - Supersonic Live @ The Masonic San Francisco, CA 5/10/18

 

英国ナショナルシアター「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」

National Theatre Liveをご存知ですか?英国ナショナルシアターの舞台を映画館で上演するプロジェクトです。

www.ntlive.jp

 

これまでにも「Sherlock」でおなじみのベネディクト・カンバーバッチが主演した「ハムレット」や「フランケンシュタイン」、イアン・マッケランパトリック・スチュワート(「スタートレック」)が共演した「誰もいない国」など、イギリスでないと見られない舞台が上演されてきました。

 

今年も魅力的なプログラムが予定されていまが、オススメが「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」です。トムストッパードによる戯曲で1990年には映画化されています。この二人は、シェークスピアの「ハムレット」の登場人物なのですが、そのタイトル通り「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」という報告の中だけでしか登場しません。

 

この戯曲はそんな二人を主人公に据え、「ハムレット」のストーリーを裏側から見たという内容です。舞台のような臨場感を味わえるこの機会にぜひ見てみてください。

 

フランツ・フェルディナンド来日公演行ってきました & セットリスト

新木場Studio Coastで行われたFranz Ferdinand来日公演に行ってきました。

新アルバムの発売直前でしかも日本はこの1公演だけなので、会場は満員です。

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オープニングは新アルバムからからの「Lazy Boy」。しっかりとしたビートでしょっぱなから盛り上がります。

 その後も新アルバムの曲とヒット曲を織り交ぜる最高のセットリストを繰り広げ、新しく加盟したメンバーも違和感なくフランツとしての佇まいを見せてくれました。金髪になったAlexが盛りだくさんのMCを披露したり、途中で観客を座らせたり、最高に楽しませてくれました。ぜひフェスでも見たいですね。

 

www.setlist.fm

 

 

マーク・E・スミス逝去

The Fallのボーカル、マーク・E・スミスが亡くなりました。

http://www.nme.com/news/music/falls-mark-e-smith-dies-music-world-pays-tribute-2227282

 

The Fallは,Sex Pistolsのライブを見て触発されたマークによって1976年に結成され、実に31枚のアルバムをリリースしています。

1980年11月にリリースされたサードアルバム「Grotesque」(After the Gramme)はインディーチャート1位となりました。

 

Grotesque by Fall

 80年代には「The Wonderful and Frightening World of The Fall (1984)、「This Nation's Saving Grace (1985) 、「Bend Sinister (1986) 、「The Frenz Experiment (1988)などをリリースし、その地位を不動にしました。

 

彼らのキャリアのハイライトのひとつはなんといってもInspiral Carpetsと1994年にリリースした「I Want You」でしょう。


I Want You - Inspiral Carpets Feat. Mark E Smith

 

必ずしもメジャーなバンドとは言えませんが、多くの英国ミュージシャンに影響を与え、しっかりとしたその存在はいつまでも忘れらることはないでしょう。

キングスマン: ゴールデン・サークル

007とはまた違ったイギリス色たっぷりなスパイ映画「キングスマン」の続編。

今回はアメリカでのウケも狙ったのか、キングスマンの「いとこ」的なチームが登場します。また、グラストンベリーフェスティバルもちょっとだけ舞台として出てくるのですが、わざわざグラストンベリー”ミュージック”フェスティバルとして説明付きになったのはちょっと笑えました。

 

サヴィルロー、スーツなどに代表されるかっこよさや、エルトンジョンのシニカルな「使い方」など、この作品の売りであるブリティッシュネスは健在ではあるものの、色々詰め込みすぎな感はありました。また前作から指摘されているややいきすぎな暴力シーンも相変わらずです。だからなのか、Rotton Tomatoesの評価でも10点満点中、前作が6.8に対して、今作は5.3とやや低いですね。

 

 

キングスマン(字幕版)

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